昼前…
買い物終わらせて、マックの新作でも持ち帰ろうかと思案しておりました。
そうそう
…『呪術廻戦』原作はモチロン、レンタル出来ませんでした。
空っぽ+3泊4日までしか借りられない
やっぱ人気ですね…暫くレンタル出来んだろうな…
『鬼滅の刃』の時を思い出しました。
姉からLINEが届きました。
『車屋さんにいるのだが、荷物増やされそうで…』
へ?車屋さん?
姉は1度も自分の車を持ったコトない、ゴールデンなペーパードライバーです。
そういや昨日…
「ミニカー買うんじゃないのよっ!?」
という、妹の叫びを聞いたような…
どーいう、ツッコミだ?
と思いながら、別室で夕飯食べておりました。
荷物増えるというコトは、『ご成約』でもしちゃったか。
マックで食べながら姉を待つコトに…
てりたまチーズバーガー
マックフィズ白桃
チョコいちごパイ
春ですねぇ〜…
ぼへぇ〜と眺めながら、そう感じました。
春…新生活…
姉もついに車を持つという新生活を始めるのか…
しかし…
父は…知っているのだろうか…
姉が車を買うコトを…
姉がマックに到着。
「1番軽そうなヤツ(うどん、そば)貰ってきた」
車屋さんまで迎えに行くって言ったんだけどね。
『ご成約』の時ってなんで、重そうなモノ渡されるんだろ…?
自分の時は『米5キロ』でしたね、確か。
姉同様、電車+徒歩で買いに行ったので断りましたが。
そしたら、納車の時に『米5キロ』も一緒にやってきました。
美味しく頂きました。ありがとうございます。
「車買うなんて、思い切ったコトしたね?」
と言ったら
姉
「学費より安い…」
あ〜…
一応、子育てお疲れさまでした。
今年から姪も社会人です。
今までも「車を持ったら?」という話に何回もなったのですが、なんだかんだでペーパーを貫いてきた姉。
代わりに父が、姪の学校や部活の送り迎えをしておりました。
今でも姉と姪の送り迎えを時折しておりますが…
バスも電車も1時間に1本の時もある我が地元。
そんな辺境の地で、車を持っていないというのはかなり大変です。
転職もしたいようだし、子育て終わって余裕が出てきたのかな?
初めて車を持つコトにウキウキな姉。
周辺の『カー用品があるお店』を2件回って、一緒に帰宅しました。
…父が家にいました。
父は
「足(車)が無いのに転職なんか出来るか!」
とか言いつつ、いざ姉が車を買う話になると
「今まで運転してこなかったヤツが運転出来るか!」
と反対します…どっちや…
自分と妹で何度も説得してきましたが、逆に怒られるという…ね。
父ももぅ、免許返納を考えていかないといけない歳。
いつまでも送り迎え出来ないのです。
姉が車を買うコトを知ってやはり、ガタガタガタガタ言い出しました。
『本人が悩んで決めて変更出来ないトコまで進めたコトに対し、後からガタガタ言う』
父の悪癖だと思います。
別室にいても聞こえてきます。
父
「職場の近くに引っ越せ」だのなんだの…
まぁ、買う前に1言言っとかなかった姉も悪いのですが…
まぁ、1言先に言ったら反対されただろうし。
ある意味、正解?
でももぅ…アナタの娘…いい歳の大人ですよ?
つーか、その娘、つまりはアナタの孫まで大人ですよ?
心配なのは分かるケド、たまには任せて下さい。
自分はこんな時、説得を試みますが、それでもダメな時は黙ります。
黙って影でコトを進めます。
父は口は出すケド、代わりに手続きしたりとかはしないので…終わらせたモン勝ちです。
妹なら
「金も出さんのに、口出すなっ!」
と恐らく、ブチギレます。
そんな時は父が黙ります…妹には勝てません。
姉は、どうするんだろ?
姉は基本、父には逆らいませんが…
なんか気づくと姉の思い通りになっていたりします。
そして…普段、キレたりしませんが…
そうなった時、何やらかすか分からん怖さがあります…
姉は静かにこう言いました。
「そうね…車、買わなければ良かったね。
でも20年も悩んできたから…」
そう言って立ち去りました。
………。
黙る父。
それから、やたらと犬に構い続けている様子の父。
あ〜…なるほど。そうきたか。
しかし…姉が超優柔不断なコトは知ってるケド、20年は長過ぎだろうが(笑)
鱗滝さんがいたら
「判断が遅過ぎるっ!」
ってブチギレしとるわ…
そぅ…姉は超優柔不断。
普段はのらりくらりと決断を先延ばしするコト多々。
しかし突然、ビックリするような決断をするのです。
妹から電話がかかってきました。
妹
「姉ちゃん、車買ったんだって?
私も昨日初めて聞いてさ。
『今日見積り出してもらって、明日買いに行く』
ってさ。
明日買いに行くとか、
『ミニカー買うんじゃないのよっ!?』
って思わずツッコんだわ!」
…あぁ、アレか。
もう一度、言うというコトは気に入ったんだな。
会心の出来だったんだな…あのツッコミ。
なかなかインパクトがあって良かったと思います。
妹
「でも『こんな面白い話』誰も私に話して来なかったってコトは、姉ちゃん皆にナイショで買ったんでしょ?
姪も驚いてたし。
お父さんと修羅場になってたら、巻き込まれるの嫌だから、暫くソッチに行かないわ。
後、今、ピザ買うか悩んでる。いる?」
『面白い』て…妹よ、言い方。
なるべく小声で電話に答えます。
「さっき2人で話してたケド、大丈夫そうだよ。
あと、母が
「今夜はお好み焼きだからピザは要らん」
だってさ。」
恐らくこの勝負、姉の勝ちでしょう。
30分後くらい…
姉がまた父の元に行きました。
なんか始まる姉のプレゼン…
この車を買いました。
こんな安全性能がついてて運転をサポートしてくれて…
保険はこんなこんなで…
納車まで期間があるから、運転の練習に通おうかと…
そんな話が聞こえてきます。
父のなんやかんや言う事に対し、1個ずつ疑問点を潰していってる模様…
保険屋のようだ…
自分…幼き時より…姉に口で勝てたコトがない…
なんか論理的に途切れず延々と淡々と話しているように聞こえるから…
途中で嫌になって、引き下がります…
最後に
父
「お前がそれでやっていけるのなら…」
説得完了したようです。
ほぉ…勉強になるな。
父を怒らせる事なく、納めるとはやりおるのぉ姉よ。
父は怒ると周りにも八つ当たりするので、困ったもんです。
しかし、度が過ぎると
「八つ当たりしないで本人に言って!」
と怒ります。自分が。
更に度が過ぎると、母に怒られます。
しょげる父…
母は普段、口出しとかあまりしません。
あまり怒りもしません。
しかし、我が家で1番権力があると思います。
丸く納まって良かったなぁ…マジで。
なんてホッとしていたら父が
「あの歳で、転職出来ると思うか?」
姉がいなくなった後、自分に聞いてきました。
父の悪癖その2
『本人に直接言わず、周りに言う』
自分的に、いくつでも転職可能と思います。
本人の努力次第です。
姉が転職したい職業に近いコトを自分もやっていたので、聞いてきたのでしょう。
「確かに『未経験可』でも、自分らの歳だと職歴で判断されるし、経験者が優先されると思う。
『未経験可』で許されるのは、伸びしろがありそうな若い人だと思うし。
それにあの分野は、趣味で自ら情報集めて更新していくくらいないと、やっていけないと思う。
それに面接時にいくら口で
「これが出来ます。」
と言ったところで説得力もない。
資格取ってアピールするくらいじゃないとダメだと姉ちゃんにも話したよ。」
長々と丁寧に話しましたよ。
2回…
2回も同じ質問してくるので…
そして…
父
「お前の会社で雇ってくれんか?」
………。
確かに求人募集中だけど。
姉の希望の職業じゃないし。
姉に向くとも思えない。
それに…身内と一緒に雇われるの…ヤダ…
父は、心配症です。
心配し過ぎて、たまに支離滅裂です。
すぐいじけるしね。
きっと、送り迎えするのも好きだったのでしょう。
頼ってくれるコトが嬉しかったのかもしれません。
これでも、だいぶ丸くなったのですが…
姉が
「『初心者マーク』買わなくちゃ!」
と言ったら
父
「そのくらい、俺が買ってやる!」
と言っていました。
いざとなったら、力になってくれる父です。
きっと、姉の運転の練習にも付き合うと言い出すでしょう。
我が家の小さな嵐は過ぎ去ったようです。
後は、穏やかな春の日が続いてくれると良いな…と。
次、姉の転職について父から聞かれたら
「本人の努力次第」
「本人に聞け」
どっちで答えようか悩み中です。
ぶっちゃけ…自分に聞かれても…分からん…