にゃんたのひとりごと

ただのひとりごとです

未来の夢

私は、虹の橋に向かって歩いていた。

胸の前で祈るように自身の手を握りしめて。

少しうつむき加減に…けれども前方から目を離さず歩いて行く。


あれから十数年…

私は記憶力が悪いから…

歳を取って姿も変わってしまったから…

分かるだろうか?
分かってくれるだろうか?


虹の橋の近くには、たくさんの犬や猫が、追いかけっこしながら遊んでいる。

その中に、灰色の毛の長い猫が3匹。

あぁ…ディオールに似ている。
けれども、見分けがつかない…

どれがディオール…?

あ!首のトコがハゲてる。
ディオールだ!

ディオールっ!!」

ディオールはこちらを振り向き
顔を輝かせて、こちらに向かって駆け出したのでした…


という、夢を見たんじゃ〜昨夜。

起きて真っ先に思ったのは
「なんでディオール?」
でした。

いや…嬉しいんだけどね。


ディオールは、妹が徒歩だかチャリだかで道を進んでいる時に、なぜだかついてきて、そのまま実家に住み着いたメス猫です。

クールで、人間にも猫同士でもベタベタすることもなく…

だから、夢みたいに駆け寄ってくるコトも無かったような…意外な内容でした。


お嬢様みたいな見た目だったディオール

けれども、モグラ捕まえてきたりとなかなかワイルドでした。

狩りは我が家の歴代猫の中で1番上手でしたね。

2番目は、りおんかな?
しょっちゅうバッタを捕まえて、得意げに持ってくる…
「もぅ、お腹いっぱいだから大丈夫だよ」
と何度も言ってました。

猫的には、悪気があるワケじゃないので。
怒ったら可哀そうだもんね。

りゅうも1度、生きているネズミをまだ小さかった甥っ子に持ってきたコトがあります。

アレかな?
狩りの練習させようとしていたのかな?

あおはオモチャで遊ぶのは好きだったケド、本物は駄目だったなぁ…

私がGやクモと格闘している時、真っ先に逃げていたし(笑)

以前は、猫の放し飼いが普通の地域でしたが、最近は室内飼いが増えてきている様子。

あおは元々あまり外に出ない方でした。
発病した後は、他の猫と接触させないよう敷地外は外出禁止となりました。


仔猫だったチビのお世話をしてくれたりと、お嬢様というより姐御のようだったディオール

…クビに出来たハゲで判断したと知ったら、怒られるかもしれん…すまん。


しかし…夢といえ
『十数年後』に虹の橋行っちゃうのか、自分?

早くね?
まぁ…愛猫たちに、早く再会したい気持ちはあるケド…

人生100年で考えているんだが…


そういや姉が
「人生の折り返し地点に来たから…」
と言っていた。

早くね?
もぅ折り返すの?

それで『やり残したコトリスト』を作成し、今後はそれを実行して行くそうな…

う〜ん…それはまぁ、良いコトだと思うケド。

娘も成人したし、折り返しな気持ちにもなるのかな?


自分のやりたいコト、やり残したコトはなんだろう?

去年、
『姫路城』と『京都の時代祭』を観に行く。
という、長年の夢を実行に移したばかり。

思いつかんのぉ〜…

妹は、習い事を勧めてくれた。
あおがいなくなって、時間とお金が余るでしょ?
って(笑) 

前は色々、習いに行ってたケドね…


スマホの目覚ましじゃ、無意識に止めてしまうから、置き時計の目覚ましをセットしてみた。

この時計を目覚ましとして使ったコトが無かったから、少々手間取った。

帰宅すると「あおちゃん、ただいま!」と言いそうになる。

ハウスがあった場所をつい、見てしまう。

母が「毛布なら余っているよ」と押し入れから出してくれた。

去年、私が使っていた毛布…
あおが、咥えて前足でモミモミするから、至る所から糸が出てきちゃってる毛布。

その毛布を重ねたら、ようやく布団が暖かくなった。

色んなトコロに、あおの痕跡が残っている。

嬉しいような、淋しいような…


未来はまだ見えない…

あおの為だったら、時間もお金もいくらでも使ったのに…

こんな風に自由になっても…

でも…

もしも…
もしも、虹の橋であおやディオールや他の子達と再会したとしたら…

お土産が必要だ。
とびきり楽しい土産話が。


とりあえず、彼らに誇れる生き方をしなくちゃね。

さて、何を始めようか…


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