夕飯時、私の横でくつろぐ愛猫寅次郎を見て
『懐いてるね』と驚く妹と
何やら動揺してるような父
そうなのです
寅次郎は父が保護して、父がお世話しているのです
猫のコトがあまり好きでは無かった父が、初めてお世話をしている猫なのです
それなのに
ぜんぜんお世話していない私に懐いたとなれば、ショックでしょう
ここは、父の顔を立てておくか……
私
「お父さんが『呼べば』そっちに行くよ?」
妹
「呼んでみて」
父
「呼ばん……」
もし、父が名前を呼んでも寅が来てくれなかったら……
不安だったのか、一度は断った父でしたが……
父
「寅……」
寅次郎の耳がピクリと動きました
父
「寅!」
に゛ゃー!!!
いつものダミ声で鳴きながら、父の方へ行く寅
スリスリスリスリ
足にすり寄ります
おぉ!
感心している妹と
感動している父
父
「猫の方が世話しやすくていいな!
ご飯も少ないし、トイレもカンタンだし」
妹
「ちょっとぉ~」
抗議の声を上げる妹
父は、妹が飼っていた愛犬レオも預かってお世話しているのです
『犬よりも猫』
父の気持ちが傾いたので、焦ったのでしょうが……
父はレオのコトもモチロン、可愛がっております
が、お世話大変そうです
やっぱ、トイレや無駄吠え防止などの『しつけ』は必要ですね……
あとなぜか
レオのご飯代も父のお小遣いから出すコトになり、そこら辺も父的に不満なのです
ついには現在
猫、犬に引き続き、息子まで実家に預けてるからな……妹よ
これ以上、生き物を実家に預けないでくれ……
ちなみに
寅もレオも他の猫たちも
私が呼んでも、高い確率で近くに来てくれますw
なぜだか皆、懐いてくれております
でも、私の傍でくつろいでいたとしても
いつもお世話してくれる父や母、姉が帰ってくれば、慌てて出迎えにいったりします
やっぱり
いつもお世話してくれている人というか
いつもご飯をくれる人wには
敵わないなぁ、と思うし
猫たちにも、お世話しているコトが伝わっているのだと思います