にゃんたのひとりごと

ただのひとりごとです

部屋が広く、とても寒くなった

愛猫アオがいなくなったのは、まだ昨日のコトなのに
なんだか遠い日のコトのようにも感じます。


朝、私が起きたのか布団を踏みながら覗き込んできたり…

二度寝しようとすると、枕に乗って阻止したり…

ゴハンを催促したり…

ゴハンと一緒に水も置いているのに、風呂場や洗面台の水を欲しがったり…

昼は縁側、夜は部屋に布団を敷いてないと騒いだり…

帰宅すると出迎えてくれたり…

ティッシュを出す音に顔をしかめたり…

ドライヤーの風に一緒に吹かれたり…

しっぽの付け根をとんとんマッサージするように家族に催促して回ったり…

寝る時に布団の中でスマホイジっていると怒ったり…

そんな姿はもう見れないんだなぁ…と。


昨夜、寝る時に布団の冷たさに泣いて

今朝、誰も起こしに来なくて、ゴハンの準備も要らなくて泣いて


布団を敷く時にアオが汚さないようにカバーをかける必要もなくて

アオがスリスリして困るモノを上に上げる必要もなくて

アオが行き来出来るように部屋のドアを少しだけ開けておく必要もなくて

玄関開ける時にアオが外に出ないように気をつける必要もなくて

毎週末恒例の動物病院もアオのゴハンの買い物も行く必要が無くなって

私の生活の中心はアオだったんだと思い知る度にナミダが込み上げてきました。


今日、妹とアオの火葬に行ってきました。

毎週、車に乗って病院に行っていたアオは車に慣れるコトはなく、毎週騒いでいました。

妹とアオや歴代飼ってきた愛猫たちの話をしながら行きました。

ビックと同じ処分場に頼むコトにしました。

係の方に預ける前に
「頑張ったね」
「今までありがとう」
「大好きだよ」
もう一度伝えました。

一緒には燃やせないかもしれないケド、一緒に預かってくれると言うので、アオの好きだったオモチャも一緒に預けてきました。

きっと自分では、捨てるコトも取っておくコトも出来ないと思ったので。

収骨は月曜から可能というコトでした。

すぐに迎えに行ってあげたい。
けれども、仕事…

妹の休みに合わせ、来週末に休みを取って迎えに行くコトにしました。

ボスに
『有給じゃなくて欠勤扱いでも良いので休ませて下さい』
有給の申請は1週間前までに済まさないと、使えないんですよね…
メールをしたら了承して下さいました。

来週は忙しいのですが…ご理解頂きありがたいコトです。


アオを1週間入院させた時、スゴく落ち込んで悲しそうであんまり反応しなくなりました。

退院後も暫くは家でも大人しく警戒しているようでした。

なので、本当は早く迎えに行ってあげたい…

でも…


「骨にアオがいるワケじゃないよね?きっと…」


「まぁね。きっと今頃、家にいるよ。
『アイツらどこ行った?』
とか思っているハズ」


「車乗るのイヤだったからなぁ…
ついてきてないわな…」



「ホントは火葬せずに家に置いておきたい
とか思ってるよ…」

アオが冷たくなった後も今まで通り
撫でて話しかけていました。

「おはよう!」
「ただいま!」
とか言いながら…

だって、毛はふわふわのまま…
大好きな手触りのままです。


「剥製にするのか?」
…剥製はイヤです。
いつまでも置いておけないコトは分かってますよ(笑)


帰りに動物病院に挨拶に行きました。

アオが亡くなったコトの報告と、これまでのお礼です。

先生は「寂しくなりますね…」と。
何か他にいい処置があれば…と気にされていましたが
アオは頑張ってきたし、苦しまずに逝ったと思うので…これ以上はもぅ…幸せだったと思います。

受付や助手の方々からもアオは可愛がられておりました。

声がスゴく可愛いんですよね、アオ。
オッサンだけど(笑)


帰宅後、妹に骨を納める袋を見せました。

昨日、ネットで骨壷を頼んだのですが…
今朝、母に話したらその袋をくれたのです。

両親は『墓じまい』を考えており…
そのコトをお寺に相談したら

「この布で遺骨を納める袋を作成して下さい。
土に還りやすい布です。」
それで、母が手作りしていたそうです。

前々から『墓じまい』を考えていると聞いておりましたが…そこまで具体的に進んでいるとは…

アオも母の手作りの方が喜ぶだろう。
骨壷はキャンセルしました。


「お葬式とかは故人の為じゃなくて、送る方の為にするもんだからね…
故人はもぅ、いないワケだし。
だから任せるし、好きなようにすればいいよ」

ただ…袋に書かれた名前を見て


「アオの名前は…
どちらかというと平仮名で『あお』なんだけど…
漢字だと『蒼』のイメージ…
まぁいいケド…」

うそ〜ん!
病院の請求書とかに記載されてる名前はカタカナじゃなかったっけ?

漢字まで決まっていたとは…


平仮名の方が柔らかくて丸くて『あお』にピッタリですが…

カタカナの方が書きやすくて…

今更だけど…ごめんよ…『あお』


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あおのいなくなった部屋は、なんだか静かで…

形見分けとかしていってるから、あおの使っていた物がどんどん無くなって…

部屋はなんだか広くなって…

あおがそばにいないから、とても寒く感じます。

もぅ触るコトも出来なくて、ドコに声をかければ良いのかも分からなくて…

だけど、写真を飾る気にもなれなくて…

きっとコレからも、ふとした瞬間にあおを思い出して寂しくなるんだろうな…


いつも、愛犬や愛猫を亡くす度に母は
「もぅ、何も飼わない!」
と言うのですが…

今回は、
「また猫が家に来るかもしれないから…
あおが使っていたモノはなおして(片付けて)おくね」
と言っていました。


土に還り、巡りに巡ってまた新しい縁となり会えたらいいな…

いつまでも大好きだよ…可愛いあお